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偏食気味の映画考察と駄文の超偏食BLOG

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■おそいひと■ 

「住田さんって普通に生まれたかった?」





こ ろ す ぞ

osoihito-0

「おそいひと」
2004年/日本/監督 柴田剛


重度身体障害者による連続殺人を描いた映画
てっきり安っぽいキワモノ映画と思ってました
反省します

言葉が喋れず歩く事も間々成らない重度障害者の住田。バンドマンで介護者でもあるタケと酒を飲み、その日々を平穏に過ごしていた。そんなある日、住田の家に介護を経験する為に大学生の敦子が訪れた。そして同じ時間を共有していくうち、いつしか住田は彼女に恋をしてしまう。しかしそれと同時に障害者と健常者の隔たり、様々な気持ちと不満が住田を支配していき・・
osoihito-1

昨今の日本において障害者の犯罪を扱う事はタブーである。その要素を含んだ作品の多くは封印され、無かった事にされてしまうほどだ。しかしこの映画はそのタブーさえも簡単に吹き飛ばすほどの力を持つ作品だと思う。ここに出てくる人の多くは善意の人達で、障害者をある程度理解して接している。その中で障害者の住田だけがあるキッカケから狂気に走り、連続殺人を犯す悪人になってしまう。その工程が実に面白く、加えて住田の恐ろしいまでの存在感に圧倒されるだろう。障害者は誰もが大人しくてナイーブな善人ではなく、住田のように人を殺す忌むべき悪人もいる。それは障害者も健常者と同じ人間であるからだ。それを繊細で印象的な音楽と美しく激しい描写で見るものに強烈なメッセージとして叩きつける。
その主題から各国でも賛否両論巻き起こり、日本での一般公開まで実に4年近くかかりました。良いか悪いかは見た者が判断するしかないでしょう。しかし見る価値は十分あると思います。

変な先入観を持つのは、人生において不幸な事だとおもうよ。

 





[ 2008/01/04 16:26 ] 公開中 | TB(0) | CM(0)
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