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偏食気味の映画考察と駄文の超偏食BLOG

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第38回【スパルタの海】 

アンタにこの子が治せるのか?
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「スパルタの海」
1983年/日本/監督 西河克己

家庭内暴力や不登校の子供、いわゆる情緒障害児をスパルタ教育によって公正させてきた実績をもつ私塾戸塚ヨットスクール。しかし訓練生の死亡や行方不明などが相次ぎ、校長とコーチ等が逮捕された戸塚ヨットスクール事件を記憶している人も多いと思う。
これは東宝東和が巨費を投じて完成したにも関わらず、事件が明るみに出た為に公開が急遽中止され、その後完全に封印されてしまった作品である。
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戸塚ヨットスクールはスパルタ教育で有名な私塾。塾生である高2の俊平はその暴れっぷりからコーチ達からはウルフと呼ばれていた。日々の共同生活とヨットでの海上訓練、それら全てに子供達を甘やかせる物は無く、規律を破った者には手加減無く厳しい体罰が与えられた。入塾時は乱暴者だった俊平だが、その生活により次第に頑なココロが変化していく。これこそが戸塚の目指した成果であり、この訓練でいままでに何百人もの子供達を更生させてきたのだった。
その後、口だけは達者な正彦の入塾、先輩塾生稲高の出塾と日々訓練は続いていく。そんな折、二十歳の雄吉が入塾するが、彼は生きる気力を全く持たない精神病患者だった。そして就寝中に突然死亡してしまう。
やがて塾は世間から凄まじいバッシングを受ける事になるが・・・・

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封印の理由が放送禁止用語など差別的な問題ではないので、映画自体はいたって普通の作品です。本当の所、しょーもない広告映画だろうとタカを括っていたのだけど、鑑賞してみたら非常に面白い映画だった。家庭内暴力やスパルタ訓練での容赦の無い体罰。馬鹿で哀れな親達や全く他人事のお役所。多くのバッシングや次々起こる事件など、少しずつ更生して行く子供達を中心にとても丁寧に描かれており、仮に公開されていたら結構ヒットしただろう。そして多くの人の記憶に残る作品になったと思います。いやマジで。
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IQサプリでお馴染みの伊東四郎をはじめとする出演者達の迫真の演技も一見の価値あり。いやしかし、子供を殴ったり蹴ったりするのはタブーに近いと思うのですが、この作品ではそんな場面が頻繁に出てくるのが凄い。でも家庭内での暴力シーンの方がよっぽど酷いので、そんなの全く気にならないのが巧い。
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実際の塾や教育の現状を知らないので迂闊な事は書けないが、教育過程で多少の体罰は必要だと思うなぁ。少なくともゆとり教育なんて○○な方針なんかよりはマシ。まぁ度を越した体罰は問題外だけど。それにあの事件以後も戸塚ヨットスクールは存在しており、今現在も入塾希望者がいるって事は、つまりそういう事であって・・・
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難しい教育問題はさておき、フィクション映画として面白かったのは確かだ。本当に見てよかったと思う。

わざわざソフトを購入した甲斐があったってもんだ。




[ 2007/09/16 12:21 ] 封印関係 | TB(0) | CM(0)
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