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偏食気味の映画考察と駄文の超偏食BLOG

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第16回【ブレインストーム】 

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「ブレインストーム」
(BRAINSTORM)

1983年/アメリカ/監督 ダグラス・トランブル


トランブル監督の2作目にして最後(?)の映画です。今回もVFXとヒューマン精神に満ち溢れた作品となっております

最先端の複合企業の社員であるマイケル(クリストファー・ウォーケン)とリリアン(ルイーズ・フレッチャー)のグループは長年の研究の末、遂に知覚伝達装置の開発に成功する。それは肉体的な感覚はおろか、思考や記憶までをも記憶し、他者に伝達する事が出来る装置。いわゆる卒倒ものの発明である。
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装置の小型簡略化の為、マイケルの妻であるカレン(ナタリー・ウッド)をチームに迎える。夫婦仲が冷え切っていた2人だったが、装置を使って相手の気持ちを理解した時、また昔のように愛を語る事が出来るようになった。装置の可能性は無限に広がっていく。
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だがその画期的発明に軍部も目を付け、軍事面での利用も画策されていく。それに反発していたチームリーダーのリリアンだったが、深夜の研究所で突然の心臓発作に襲われてしまう。死を覚悟したリリアンは驚くべき行動に出る。それは死の体験を装置に記憶させ記録テープとしてに残すことだった
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リリアンの意志を感じ取ったマイケルは、装置を調整し死のテープを試すが、体験半ばで病院に担ぎこまれてしまった。それほど死のテープは危険な物なのである。その間にも軍部によるブレインストーム計画は着々と進んでいた。それは洗脳・拷問・記憶の消去などの危険な計画であった。マイケルはその計画の阻止と破壊を計画し、そして人類が最も恐れている「死」を解明しようと再び死のテープを体験するのだが・・・

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仮想体験って言葉が一般的になる以前の作品なので、劇場での受けはイマイチでした。題材として先取りしすぎた感があるが、今思うと大変興味深い最先端映画だったと思います。決して絵空事とは思えないリアル感は、優れたVFXとデザインによる所が大きく、他者のオルガスムスをリピート体験しすぎて体に異常をきたすくだりなんか変にリアルです。大いなる発明も、使い方次第で幸せにも不幸にもなる。結局は人間次第なのだ。当初はShowscan(注※)という新開発の撮影法の為に企画された映画ですが、諸事情により断念。それが実現してたら映画の評価がもっと上がっていただろうな。
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本作は現実の世界をビスタサイズで。そして仮想体験の世界はシネスコサイズ、と変則的な撮影方法です。これは私達が日常的に認識してる情報は一部分でしかないという事を示しています。その監督の意図を理解してか(単に手間がかかる為か)、LDでの発売時には通常サイズでの収録となりました。(画像上段)・・・が、DVD版では、ご苦労にもリサイズされ現実世界の方が大きく収録されております。(画像下段) やはりここはLD版の方を強く押したい。これってマニアのワガママ?
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本作品が名女優ナタリー・ウッドの最後の作品です。撮影期間中にボートから転落し帰らぬ人となりました。享年43才って本当に早すぎますよね・・。

(注※)Showscan
1秒25コマで撮影する所を60コマの高速撮影する事により、映像のリアル感が劇的に増す画期的な撮影方法。New Magic(1984)という短編が初のShowscan映画である。(画像→) 開始早々、傷だらけの古い映画が始まるが、突然フィルムが切れてしまう。すると劇場内に明かりが点き、映写技師が出てきてスクリーンの裏をポンポンと叩いたり。何かのトラブルか?・・・と思ってると、それがShowscan映像で、観客はそのリアル感にかなりの衝撃を受けたそうだ。その後も何本か短編が作られているが、関連機材のコストが高額な為、万博やイベントなどでの公開にとどまっております。


お次の映画はー
仮想体験つながりで、あのeとzが大文字な映画でもひとつ・・





2013年8月追記

欧米版Blu-rayを購入。
画面サイズはLD版と同じでオリジナル通りでした
流石わかってらっしゃるw

で・・日本版Blu-ray発売はいまだ未定ナリ









[ 2006/02/18 20:21 ] 映画レビュー | TB(0) | CM(0)
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