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偏食気味の映画考察と駄文の超偏食BLOG

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第15回【マシーンヘッド】 

[発動機]、(死体である俺)、動かす。
[発動機]、(死体である俺)、動かす。


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「マシーンヘッド」
(MACHINE HEAD)

2004年/アメリカ/監督 マイケル・レナード・マーフィー


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル

珍妙な素敵映画を発売するアルバトロスフィルムからの1本。パッケージのイラストは機械と人が融合したハードSFって感じですが、実際は頭にエンジンをつけてブルブル振動してる野暮ったい兄ちゃんが出てくる変な映画でした。エンジンも安っぽいしね。
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いつも周りから奇人扱いの大学生マックスは、内燃機関の電力を生命エネルギーに変換する研究をしていた。そして遂に死体にエンジンをネジ止めしたマシーンヘッドが誕生する。その後、度重なる暴走で何人も人を殺してしまうが、それは未来の栄光を夢見るマックスにとって些細な出来事でしかなかった。遂に運命の科学博覧会の日。自信満々で発表するも、賞賛の拍手どころか会場内は大パニック。またもや暴走し、街中へ逃亡するマシーンヘッドだったが・・・
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マシーンヘッドの弱点は、エンジンスイッチを切られる事とガス欠。その為マックスから、「ちょっと静かにしてくれ」だの「殺してやる!」だの言われて、何度もスイッチを切られます。後半の逃亡場面では、ガソリンスタンドに
「注意!給油中はエンジン停止」
と注意書きが張ってあり、それを横目に自分で給油してるシーンも。
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とにかく内容と作りからして、劇場映画じゃなくてケーブルTV用の映画かもしれないです。それだけユルいので、期待しないで気ままに見るのが正しい鑑賞方法だと思う。でもこれって、ティム・バートンあたりがリメイクしたら結構面白くなるかもね。


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[ 2006/01/22 21:56 ] 映画レビュー | TB(2) | CM(4)

第14回【サイレントランニング】 

saire0

「サイレントランニング」
(SILENT RUNNING)

1972年/アメリカ/監督 ダグラス・トランブル


70年代初頭、日本でSF映画はヒットしないというのが定石でした。この映画も公開が見送られた為、SFマニアの間で幻の名作と囁かれた。TVでの放映後、十数年経って小規模ながら公開され、SF雑誌で絶賛の記事が乱れ飛んだのを記憶しています。
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地球上に緑が存在していない近未来のお話。
人類は最後の緑をドームに入れ、宇宙に打ち上げる事で絶滅の危機から守っていた。しかし地球を再緑化する計画は中止され、ドームの破棄が命令される。緑をこよなく愛するローウェルの抗議をよそに、次々と爆破されるドーム。怒りに我を忘れたローウェルは乗組員の3人を殺害、他の船には宇宙船の故障と報告し、最後のドームと共に逃避行する。
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土星の輪を通り抜けた後、しばらくは平穏な日々が過ぎた。森の世話をし、ドロイドと親しみ名前も付けた。しかし仲間を殺した事の罪悪感と孤独感、ヒューイとの事故、そして何故か枯れていく緑。事態は何もかもが悪くなる。そんな折に救助隊からの通信が入るが、その刹那ローウェルは緑が枯れるのは太陽光の不足だと気づき、ドーム内を人工の太陽光で満たしていく。救助隊が到着する2時間前、自分のした事は全て失敗だったと悟ったローウェルは、自爆する決意を固める。そして緑の世話をデューイに託し、ドームに載せて宇宙に打ち上げる。まるでメッセージを入れた小瓶を海に流すかのように・・

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ローウェルは自分の理念の為に乗組員を殺し、船を奪って逃げ、最後には全てを放棄して、ドロイドを道連れに自爆する。なんとも身勝手で無責任な主人公である。対するドロイドは外見的にはただの無骨な機械だが、とてもユーモラスで、行動は人間味に溢れている。劇中では壊れた仲間を思いやり、命令も聞かず側から離れないシーンもあるのだ。ラストシーン、自爆の準備をするローウェルをただ黙って見つめるヒューイと、ドーム内で孤独に緑を守りながら空を見上げるデューイ。自然保護を前面に押してはいるが、実はドロイドの悲劇を描いたとても惨酷で悲しい映画なのです。
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物語の核となる3対のドロイドは、ベトナム戦争で足を失った役者が演じており、その仕草は実に人間らしい。この名演技が無ければただの陳腐なSF映画として終わっていただろう。公開後、ベトナム関連の団体から表彰を受けたとか受けなかったとか・・。この映画を見たジョージ・ルーカスが、「スターウォーズ」にR2-D2を出したのはあまりにも有名な話だ。ドロイドの名前であるヒューイ・デューイ・ルーイの元ネタは言わずと知れたドナルドダックからで、歩き方もどことなく似ている。
監督のダグラス・トランブルは特撮監督として有名で、「未知との遭遇」「ブレードランナー」での特撮は印象的だ。最近名前を聞かないが、特撮のデジタル化が進む現在、時代の波間に消えてしまったのだろうか・・・。
そのうち同監督のブレインストームも取上げてみたいと思います。


[ 2006/01/15 20:08 ] 映画レビュー | TB(0) | CM(3)


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