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偏食気味の映画考察と駄文の超偏食BLOG

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第12回【ビィーイング・ディファレント】改訂版 

ギシ・・・・・ギシ・・・・ギシ・・・
暗い階段が静かに軋む
ギシ・・・・・ギシ・・・・ギシ・・・
ガチャ!
唐突に開くドア
男「ただいま帰ったよ。」
女「お帰りなさい。アナタ」
笑顔で抱擁し合う2人
どこにでもある家庭の風景だが
たった一つだけ違う事がある 
その男の顔は大きく醜いコブで歪んでいた

BEING DIFFERENT -01

「ビィーイング・ディファレント/素晴らしき生命たち
(BEING DIFFERENT)
1981年/アメリカ/監督 ハリー・ラスキー




1980年、映画史に残る1本の映画が公開されました。19世紀末に実在した象人間と呼ばれた青年、ジョン・メリックの半生を描き、全世界に一大ブームを巻き起こした名作「エレファントマン」だ。そしてブームが一段落した翌年公開されたのがこの映画です。(日本では未公開)

いわゆるフリークスと呼ばれる人達のドキュメンタリーで、彼らの生活を通して生命の不思議と偉大さを訴えた映画である。ヒゲ女とワニ肌男の夫婦、有名な結合双子ガリヨン兄弟、四股の不自由なランナーなど、大勢出演しています。何かと好奇の目で観られがちな彼等ですが、その人生観と高尚な精神には驚きを通り越して感動させられました。
BEING DIFFERENT -01

その中でも[二つの顔を持つ男]の異名を持つメルビィン氏の生活は興味深かった。彼は街の人達と同じ様に生活し、仕事を持ち結婚もしている。そして元気な子供を授かり孫までいるのだ。生まれ故郷で街中が赤ん坊の頃からの知り合いという好環境が幸いしたのか、彼を好奇の目で見る者も特別視する者もいない。言うなれば最高に幸せな人生を送っているのだ。
加えて自らの個性を生かし、映画にも出演しています(無論ノーメイク)。その映画「センチネル(※注)には以前にも触れた特殊メイクの神様ディック・スミスが参加してますが、アルタードステーツでの醜く膨らむ特異なメイクに少なからず影響を・・と思うのは考えすぎだろうか?
BEING DIFFERENT -02

この映画が制作されたのがエレファントマン大ヒットの翌年。誰の目から見てもブームに便乗して作られたのは明白でしょう。OPだけ見ても恐怖映画のそれと同じ作りだ。そのエレファントマンも、感動的な内容よりあの布マスクの中身見たさで映画に行った人が多かったと聞いてます。(監督もそのつもりで制作した)
私もこのビデオは単なる好奇心で借りましたが、その為か鑑賞後は精神的に凹みました。でも後悔はしてない。いろいろ考えさせられたからね。
BEING DIFFERENT -03

ホスト役の俳優C・プラマーは言う。
「オズのカカシ曰く、世の中で変わり者こそが一番大切な人達だ。人は巨木の中の1枚の葉にすぎないのだから」

ちょっと意味分からず・・・


(※注)
「センチネル」1977年 アメリカ映画

引越したアパートが長年悪魔を封じ込めている場所で、その見張り番になってしまう女性のお話。ラスト近くに現れる悪魔達を本物のフリークスの方々が演じている、何とも不謹慎なオカルト映画の傑作。その為か、日本では1度もソフト化されておりません。 
そのうちレビューするかもね。



追記
レビューしました
第36回【センチネル】

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[ 2005/11/30 21:44 ] 映画レビュー | TB(0) | CM(1)

第11回【フラットライナーズ】 

越えてはいけない一線がある・・
fura0

「フラットライナーズ」
(FLATLINERS)

1990年/アメリカ/監督 ジョエル・シューマーカー


誰でも1度は考える死後の世界。ともすれば難解で説教臭い宗教映画になりがちなテーマを、第一級のサスペンスとダイナミックな映像で描いた秀作です。
fura1

医大生のネルソン(キーファー・サザーランド)は死の謎を解き明かす為、ある計画を考案する。それは人為的に心停止させて「臨死」を体験、その後蘇生させるというものであった。腕は優秀だが無鉄砲のデビッド(ケビン・ベーコン)、女たらしのジョー(ウイリアム・ボールドウィン)、美人でお堅いレイチェル(ジュリア・ロバーツ)、夢想家で天才のステックル(オリバー・プラット)ら4人の協力を得て秘密裏に実験は行われる。
fura2

自らを検体としたネルソンは、脳波が停止した1分後に蘇生措置をされ無事実験は成功する。これに触発され、他の仲間も次々と実験を志願していく。だが臨死体験直後から奇妙な幻覚が現れ始め、それは時を追うにつれ彼らを精神的・肉体的に追い詰めて行く。なんと彼らは死後の世界から過去の潜在的な罪の意識を持ち帰っていて、それから復讐を受けていたのであった。
罪の意識とは?そして神の領域を犯してしまった彼らの運命は・・

fura3

非常に良く出来たプロットなので最初から最後まで飽きがきません。臨死体験のイメージも人それぞれ、エロチックだったり暗いトラウマだったり。蘇生シーンで電気ショックが度々登場しますが、その衝撃音で更に緊迫感が増します。5人の中で結果的に臨死体験しなかったのはステックル1人ですが、この人が映画を見てる観客と同じ立場で傍観し、かつ代弁している構図が非常に印象的でした。
fura4

流れるようなカメラワークは「スピード」で有名なヤン・デ・ボン。この人は監督業より撮影の方が合ってるように思いますがどうよ?
主演の5人が贅沢過ぎるほどの豪華キャストですが、当時まだまだ若手だったようで、今だったら出演料だけで制作費が飛びそうだ。人気TVシリーズ「24」でキーファーサ・ザーランド知った人もこの機会に見てみれば?(24観てませんが・・)

終盤近くにステックルが言ってました
「俺がやってたら、デブの家政婦が出てきて追いかけられていた。」
貴方は過去にどんな罪の意識がありますか?
私はたぶん・・・・・

[ 2005/11/18 01:06 ] 映画レビュー | TB(2) | CM(7)

■TAKESHIS´■ 

take1


たけしたけしに出会う たけしたけしを演じる


「TAKESHIS´」
2005年/日本/監督 北野武


北野武監督の最新作。映画館で観るのはこれが初めてです。
鑑賞直後の感想は・・・
「あぁ・・あ?・・・・えええぇぇぇ!?」
つまりマッタク意味が分かりませんでした。物語が難解というよりも、存在していない映画だからです。
take2

それでもストーリー
たけしは映画の主演やTV出演で大忙しの超大物俳優。高級車のロールスロイスを何台も持ってるほどの大金持ち。そしてもう一人のたけしは、オーディションを毎回落ちるほどの売れない役者で、コンビニでバイトしながら汚いアパートで細々と暮らしている。このたけしたけしに楽屋でサインを貰い・・・・
take3

もうストーリー書くのは不毛です。というか意味を持ちません。この後は2人のたけしの夢と現実と妄想などが入り乱れ、筋書きも何もあったもんじゃない。ラーメン屋・タクシー・2人のデブ・ヤクザ・芋虫・コンビニ。それらが脈絡も無く話に絡み合う。ヴェネチア国際映画祭で観客を「ポカーン」とさせたのも頷ける。しかし鑑賞していくうちに、2人のたけしはどちらも生身の北野武その人であるって事に気がつきました。公開前のTVのインタビューで「前作(座頭市)で大儲けしたんだから、今回は好きに作らせてもらった」って言ってた事から、この映画は観客の為でなく、自分の為だけに作った映画なんだと思う。全てが北野武の経験や思想、そして不安な日常と未来を反映してる作品だと思えば、少なからず理解は出来るような気もします。
take4

はたしてこの映画を金払ってまで映画館で観る価値があるかどうかは正直疑問です。レンタルでもお奨めできるかどうか・・・。
しかし救いはある
それは、これまでに確立したスタイルをこの映画で全て破壊したので、次回作では新生北野映画が観れるかもって事。
それ位、期待してもバチは当たらないよネ?


[ 2005/11/15 19:02 ] 公開中 | TB(15) | CM(3)


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